大旺新洋株式会社 土木事業本部環境事業部の研究開発実績
大旺新洋株式会社 土木事業本部環境事業部の研究実績です。
各研究内容の詳細は、表中の番号と対応する説明文をご一読下さい。
- 1.東北電力(株)様との共同研究
- 東北電力(株)様 応用技術研究所(当時)と難分解性有機物(PCB)処理に向けた共同研究の実施(代替品としてフロンを使用)しました。超臨界水処理では、超臨界状態での高温/高圧/高腐食状況に耐える材料の選定が困難なため、過熱蒸気反応に移行しました。その後、平成8年度に東北電力(株)様と共同で特許を出願。平成13年度に特許登録となりました。
特許第3219689号 難分解物質の分解処理方法及びその装置
ベンゼン核を持つ有機化合物及びその他の産業廃棄物の難分解物質を過熱蒸気の雰囲気の中で反応させることにより、熱分解、加水分解、還元反応、酸化反応及びこれらの組み合わせによって分解するようにした処理方法とその装置
特許第3219689号 難分解物質の分解処理方法及びその装置
上記特許に加え、鉄・炭素・炭素鋼から選択された一種または複数の物質を配置して、加熱器もしくは反応器内で生成した水素による還元反応と、過熱蒸気による加水分解反応によって反応器内において難分解物質を分解する方法 - 2.土壌浄化事業
- 3.オフガス処理事業
- 基礎試験の後、NEDO補助事業(平成20年度地域地球温暖化防止支援事業(代替フロン等3ガスの排出抑制設備の導入・実用化支援事業))を大手化学メーカーと共同で、過熱蒸気を用いた高濃度PFC14および多種混合ガス分解装置の導入・実用化の研究開発を実施しました。その後の成果として、不要ボンベ処理(大手化学メーカーより、SF14およびAHF(無水フッ素)の不要ボンベの処理委託を受け、化学メーカー基準の安全性を満たした処理実績を獲得。オフガス分解装置販売を受委託企業様数社と商談中です。平成24年4月末には小型のレンタル機を立ち上げました。
- 4.日揮(株)様と丸紅(株)様と合同でCDM事業を展開